教習所での出来事

特に書くことが無いので今までに書いたこと以外の教習中にあったことをいろいろと。


M教習指導員
第1段階の時に何故か4回も当たり顔を覚えてくれた先生。
短いリーゼントのような髪型で風貌もぱっと見た感じ元ヤンキーという印象。
教習中に何かミスをしたときはその印象通り厳しく指導してくれました。

教習が終わって授業終了までの僅かな空き時間にお喋りをしたわけですが、
喋ってみるといい人だったり。
軽い冗談を交わしあったりそうかと思えば真面目に議論したり。


第2段階の2時限目のときの会話。
2ヶ月前の事なのではっきりとは覚えていませんが。

先生「俺も横から口出ししたく無いねん。
でも仕事やからしなあかん。
key君は俺の事をうるさいおっさんと思ってるかもしれんけど仕方ないからな。
俺に楽させてな。
横で寝ていられるくらいで頼むわ。
だから、頑張れよ。」
私「それじゃここに来る意味無いじゃないですか。
車の乗り方教えてくださいよ。」
2人笑い
私「厳しい分にはいくら厳しくても構わないんですよ。
だって、一歩間違えれば人の命を奪う道具の使い方を教わってるんですからね。
怒られるだけで済むなら安いもんですよ。
まぁ、勿論怒られるのは嫌ですけどね。」

こんな感じ。


最後の方では教習車の前で待機しているときに声を掛けてくださったり、
後ろからいきなり小突いてきたりとやけに気にいられていました。


この先生は第1段階の割と初期の段階から3速に入れろとしつこく仰っていました。
練習中だから失敗してなんぼ。
高い目標を設定しないと練習にならないと何度も聞かされましたね。


T教習指導員
この先生とは直接会話をした事はありません。
よく学科教習の担当をしていた先生です。
この先生は授業中に一人で漫才をするんですよ。
それがまた面白くて面白くて。


ドアの施錠の重要性を語ったとき。
「運転席に着いたらまず最初に鍵や。
何でもそう、最初に鍵。
トイレだってそうやろ。」
中腰になって、
「こうやってすっきりしてるときに――」
観音開きの扉を開ける動作をして、
「開けましてー!、とかなったら困るやろ。
だからまず最初に鍵。
エチケットや。」

「開けましてー!」の声のトーンが凄かったです。
アレは耳に残る。
非常に分かりやすい例えですが、他に例え方は無かったのかなぁ……。


交通量の多い道路で運転席に着くときの注意について。
「交通量が多い道路で運転席に着くときは行き交う車に注意。
そんで車が途切れたときにさっと移動してさっと車に乗る。
ここでもたもたしたら危ないで。
さっきの検定の時上から見てたんやけどおもろい人がいてな。
何か腰振ってんねん。
車の横に出るときに待てばいいのにその人は何でかドアの前で待っててな。
ドアを開けようにも開けられへんからドアの前で待ってて、
車が横を通ったら危ないからってドアの方に腰をこうクイッと押し付けはんねん。
で、1台通り過ぎたら元の体勢に戻るんやけど、またすぐに車が来てな。
またこうやって腰をクイッと押し付けはんねん。
それが3台くらい続いてな、上から見てたら腰振ってるようにしか見えへんねん。
そしたらどうなるか分かるか?
ミニカー産まれんで、ミニカー。」


「おめでとうございまーす!!」


授業中に何言ってんだこのおっさんと思いつつ喋りが上手いから含み笑い。


緊急車両が接近したときの注意について。
「人間って一つの事に意識がいったら他の事には全く注意が向かへんねんな。
今日の朝あったことやねんけど、
後で聞いた話、その人はどうやらお腹の調子が悪くてトイレに行きたかったらしいんや。
それで後ろから救急車が近づいてる事に全く気付かんかったらしい。
救急車が来たら左側に寄って徐行。
交差点かその付近なら一時停止しなあかんけど、その人はそうする気配が全く無いんや。
でも先生はすぐには教えへん。
すぐに教えたら勉強にならへんからな。
だからちょっとだけヒントを出します。
「何か気付かへんか?」
「え? いや、何も無いですよ。」
「ホンマか? よく注意してみ?」
「いやいや、本当に何も無いですよ。」
何を誤魔化してたんやと思ったんで後で聞いてみたんやけど、
この時お腹の中のガスをちょっとずつ出してたんやて。
僕はそんな事知らへんから救急車に気付いてへんもんやと思ったんや。
「ちょっと窓開けてみ?」
そしたらその人がやけに驚いて
「先生鼻良いですね。」なんて言ってくるんや。
何を言ってるんやと思ってたらいつの間にか救急車が大分接近しててな。
「教習車、邪魔です。」なんて言われてしまったわ。
だからな、自分が非常事態でも周りには常に注意していつでも道を開けられるようにしときや。」


もはや緊急車両は関係無いような気がしますが……。
っていうかこれって即興で喋ってるんですよね。
上手いですよね。

……今思いましたがやや下品なネタが多いですね。


「ちょっと窓開けてみ?」の喋り方が中田カウスっぽかった。


T教習指導員
さっきの人とは別です。
第2段階で1度だけ当たった先生なのですけど、
やたらお喋りな先生で授業中なのに授業という感じがまるでしない楽しい授業をしてくれました。

このときはまだ路上を走るのが怖くて手に汗が滲んでいました。
信号に止まる度に手の汗を拭いていたら先生にそれやめろと言われました。
「運転者は同乗者に不安を与えたらあかん。
何度も何度もこうやって汗拭いてるのを同乗者が見たらどう思う?
key君。はっきり言うわ。
乗りたくない、降ろしてくれ。」


本当にはっきりと言ってくれました。
笑いながら仰ったのでニュアンスは文字で表したものと比べるとかなり砕けています。
この授業の後くらいかな。
大分落ち着いて運転出来るようになったので汗を拭く回数はかなり減りました。

因みに汗を拭くことを指摘された後、汗の拭き方を変えました。
指摘される前はハンドルから両手を離して太股で拭っていたのですが、
された後は片手を交互に拭きました。
それを見た先生は、それを指摘したら皆そうするとのツッコミを。
ワンパターンなんですね。


名前は忘れましたが女性の指導員
危険予測ディスカッションの時指導員を含めて男性が私しかいなくて居心地が悪かったです。
この中で一番頭が良さそうという理由で私を指名して教科書を読ませてきました。
あとディスカッションの進行役をやったときに他の2人の教習生と比べたら上手く出来たので「やっぱり頭が良い」とか何とか。
女子高生2人と一緒に私を弄ってくれました。
ええもう本当にありがとうございました(何


この先生が以前日記に書いたサイドブレーキを使わずに坂道発進を指示した指導員です。


こんなところかな。
最初に上げた2人の先生の記憶が強いですね。
あとはネタになるような事は無かったと思います。