○06:Each Person's Path ~ Take Off from Home ~ STAR OCEAN FOREVER
「Each Person's Path」はSO5のエンディング、「Take Off from Home」はSO3の試練の洞窟クリア後でしたっけ?
朧気です。
「Each Person's Path」はスターオーシャンのメインテーマから始まります。
MCで「次からSOと」言っていましたが、それがなくてもこのメロディが流れるとSOパートに移ったことが一発で分かります。
「Take Off from Home」は始まりとも終わりとも感じられる曲ですね。
序盤は出発前という感じがしますが、後半はフィナーレのようにも感じられます。
低音のパートがブラスで強化されていたり、ピアノの伴奏が追加されるなど、
原曲に忠実に、且つリズミカルに昇華されています。
「STAR OCEAN FOREVER」はいつものライブ版ですね。
曲名の通り、スターオーシャンのメインテーマです。
但し、5/8拍子のメロディはありません。
これ結構好きなのでちょっとがっかりです。
○07:The Bunny Hop ~ Comeback Victory ~ Eureka!
「The Bunny Hop」はSO4のバーニィに乗っているときの曲で、
「Comeback Victory」はバーニィレースの曲ですね。
「Eureka!」ってどこの曲だっけ?
ウェルチのPAの動画が流れていたからウェルチ関係なのかな。
「The Bunny Hop」オリジナル版では草原を駆け抜けるような爽快感のある曲です。
「Comeback Victory」は運動会という感じの曲です。
「Eureka!」爽やかの感じと楽しげな感じが共存している曲です。
この3曲を切れ目なく演奏します。
ものすごく綺麗に繋がっていますね。
雰囲気も全体的に爽やかで楽しげな感じで統一されています。
3曲ともあまり聴いていない曲だったので曲の境目が全く分かりませんでした。
コンサートの後にプログラムを見て「これ3曲だったんだ!」と驚かされました。
○08:Field of Exper
コンサート前に公開されたパンフレットのプログラムを見て一番楽しみにしていた曲です。
SO2のフィールド曲は「Field of Exper」と「Field of Nede」の2曲があります。
曲名の通り、エクスペル編のフィールドとネーデ編のフィールドで分けられています。
どちらのフィールド曲が好きかという話はよく聞いたものです。
私はエクスペル派です。
これらの曲のアレンジは桜庭さんご本人の作品はなく、
公式、公認のアレンジは池頼広氏のファンタジーメガミックスに収録されている「Field of Nede」のみとなっています。
20年待って、漸く「Field of Exper」の公認アレンジが登場しました。
冒頭はブラスで力強く演奏するのに次のフレーズではピアノ主体の切なげな雰囲気になります。
ああ、よく分かってる。
もうこの時点で神アレンジであることを確信しました。
ハープのところから後半になりますが、ここのごった煮具合が素晴らしいですね。
ストリングスとブラスで2つの旋律が重なっており、
それに加えて後ろで鳴ってるキーボードやオルガンのインプロが完璧に溶け込んでいます。
掛け値なしの名演でした。
○09:The Outbreak Of War ~ The Divine Spirit of Language
「The Outbreak Of War」は城の曲で、壮大な雰囲気です。
「The Divine Spirit of Language」は特殊ボス戦の曲です。
これをくっつけるだと……。
「The Outbreak Of War」はコンサート版ではフィールドっぽいダンジョンっぽい曲になっています。
前半はフィールドですが40秒過ぎの箇所がカッコ良すぎるのでただのフィールドではありません。
このフレーズはエンドレスで聴いていられますね。
切れ目なく「The Divine Spirit of Language」に繋がります。
少し強引な、意表を突くようなつなぎ方ですが、曲が変わったことを認識するとテンションが上ります。
元々エレキギター全開の曲ですが、コンサート版ではストリングス主体となっています。
それでもこの曲のカッコよさは全く衰えていません。
寧ろ、エレキギター嫌いの私としては綺羅びやかさのあるストリングスの方が好みです。
○10:AMBITION
SO1のオープニングで使われる曲ですね。
こちらは原曲通りに静かな曲となっています。
ブラスが追加されているのでより壮大さが上がっています。
キーボードの人、スローテンポな曲で速いハープのアルペジオを弾きながら音の長さが複雑なメロディを弾いているのかな。
大変そうだ。
○11_TENSE ATOMOSPHERE ~ Like the Wind ~ Highbrow
「TENSE ATOMOSPHERE」はSO1の特殊ボス戦です。
SO1をプレイした人なら説明不要の名曲。
ただ、曲の構成はPSP版準拠になっています。
Aパートの1回目をブラスが、2回目がストリングスがメロディを演奏します。
2周目ではブラスとストリングスがユニゾンしています。
どれも甲乙つけがたいですね。
素敵です。
オルガンソロもじっくり楽しめるので大満足のナンバーです。
「Like the Wind」はSO4の特殊ボス戦……ではなくその前のイベントシーンで流れる曲です。
イベントデモ中に流れるのでゲーム内では最後まで聴けなかったような?
バトル中もこの曲でいいじゃん、と思った人は多いはず。
フレーズの変わり目をあまり感じさせない、最後まで一気に駆け抜ける曲ですね。
桜庭さんの曲は唐突な変化があったりするのでこういう曲は珍しいような。
気の所為でしょうか。
「Highbrow」はSO3のラスボスです。
ライブでは皆勤賞の曲ですが、今回はかなり短くなっています。
正直、物足りないです。
ピアノの繊細な音の後に来る威圧感のあるブラスがラスボスの威厳を感じさせます。
この曲は久しくライブ版しか聴いていませんが、
楽器が増えると色んな表現ができるので面白いですね。
この曲に限った話ではありませんが、
トランペットかな、全体的にミスが目立ちますね。
プロの人がこれほどミスするとは思えないのですが、
そんなに難しいのでしょうか。
演奏時間は1時間ほどの短いコンサートでしたが、
満足度はいつものライブ並みですね。
3人編成もいいですが、オーケストラ形式のライブもまたみたいですね。
今度こそは会場で!