ルーティング

ドラムのマイキングやミックスを考えれば考えるほどルーティングが複雑になっていく……。
ドラムだけで何トラックあるんだろう……?


楽器の音
・バスドラ1〜2
・スネア1〜2
・タム1〜4
・ライドシンバル
・オープンハイハット
・クローズハイハット
・クラッシュ1〜2


音作り
・バスドラA
バスドラ1と2を混ぜ合わせて音を作るのでその2つを1つのトラックに出力する。


・スネアA
スネアは胴鳴りの音とアタックの音の2種類を使うのでその2つを1つのトラックに出力する。


・タムA
タムは普通複数個使うので全体のボリューム調整を行いやすくするために4つを1つのトラックに出力する。


・アンビエンス
ドラムから離れた位置の音で空間を演出する。


・オーバーヘッド
バスドラ以外の音を拾うトラック。
私は主にシンバルの音作りに活用している。


ゴーストノート
・スネア3
スネア1〜2で叩かない場所にそっと仕込むスネア。
耳を凝らせば聴こえるレベルの音量。


・シェイカー、マラカス、タンバリン、トライアングル等
高音域の音の偏りを防ぐために使う。
例えばライドシンバルの定位がかなり右に寄っているとする。
ライドシンバルがずっと続くフレーズでは右からだけ高音域パーカッションが響くことになるのでアンバランスになる。
その為上記の楽器のどれかを1個左から鳴らしてバランスを取る。
ハイハットを左から鳴らしているとどれか1個を右から鳴らしてバランスを取る。


・ドラム全体の出力
上記で紹介したトラック全てを出力するトラック。
ここで最終的な音の調整を行う。


・ディレイ
全ての楽器にうっすらと掛けるディレイ。
楽器のトラックは基本的にディレイにセンドルーティングする。


・リバーブ
音の余韻を調整するためのトラック。
全ての楽器とディレイのトラックをリバーブにセンドルーティングする。


こんなもんか。
24トラック。
やっぱミックスってドラムが終われば大半は終わりだよな。
メロディを演奏する楽器なんてそんな派手なミックスしないし。
あとはベースが大変なくらいか。