決戦当日

えー……。
これどう書こうかな。


あ…ありのまま今日起こった事を話すぜ!


昨夜(昨日じゃねーか)仕事が終わってから弁護士からのメールを確認したら、
「第1回口頭弁論は平成23年1月12日です」と書かれていたことに気付く。
あれ、少額訴訟は1回で判決が出るから1回とかいらないんじゃ?
ひょっとしたら通常訴訟なの?
ということを思いつつ明日の資料を作成。
質問内容やらいろいろ考えていました。
まぁ裁判を起こしたのは私ではなく弁護士なので直接口出しすることは出来ないのかもしれませんが。


窓口で部屋の場所を教えて貰う。
部屋の前を見て知ったのですが裁判をする人は同時間帯に何人もいるんですね。
てっきり私たちだけかと思っていました。
裁判を待っている人は傍聴席で待機です。


やっぱり少額訴訟じゃなくて通常訴訟なのかな。
私の知識では少額訴訟=円卓なので、
単に京都簡易裁判所少額訴訟がテレビニュースの資料映像に出てくる法廷で少額訴訟を行うという可能性もありますが。


私の前に3人ほどが裁判を行いましたが、被告が来たのは1人だけかな。
他の部屋に通されたので詳しくは分かりませんが。
因みに被告が来なかった裁判は2件とも被告がサラ金会社でした。
流石……。


進行役「I弁護士」
弁護士「はい」


私の番が来ましたが私の名前は呼ばれません。
私は行かなくていいですかそうですか。


裁判官「それでは裁判を始めます」
弁護士「よろしくお願いします」
裁判官「出欠を取ります。原告出席、被告欠席」


何となく予想していましたが社長は来ませんでした。
そりゃそうだろうな。
会社側も給料を払っていないことを認めているんだしどうあっても減額も出来なさそうだし。
来る意味は無いですもんね。


裁判官「訴状の内容に変更はありませんか?」
弁護士「はい」
裁判官「訴状には46万円とありますが、付加金が認められるのは残業代や解雇予告手当だけで、通常の賃金には認められません」
弁護士「そうですね、勘違いしていました」


おい!
に言ってたことと違うじゃないですか。
やっぱり私が正しかったんじゃないですか。


裁判官「ですので訴状の請求金額を減縮ということでよろしいでしょうか?」
弁護士「はい」
裁判官「以上で裁判を終わります」
弁護士「ありがとうございました」


……え?
もう終わり?
今回の争点は付加金を認められるかどうかだったので、
認めてくれるなら文句は何もありませんが。
被告が裁判を欠席したら原告の主張を全て認めると見なされます。
よってこの時点で付加金の支払いが確定し、私の勝訴が決定。


1週間ほどすれば裁判所から仮執行宣言付支払督促(?)が届くのでそれを会社に送って、
支払督促の期日が過ぎても給料を支払わなかったら強制執行を行えるようになります。
まだ戦いは終わらない。